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木村 敦; 大島 真澄
鉄と鋼, 90(12), p.1004 - 1009, 2004/12
鉄鋼スクラップの利用拡大や高機能鋼の発展に伴い、微量不純物元素(トランプエレメント)をsub-ppmオーダーで定量する技術の確立が大きな問題となっている。そこで、本研究では、われわれのグループが開発した多重線放射化分析法を用いて鉄鋼中のAs, Sbの定量を行った。その結果、定量値は数%0.1ppmの幅広い範囲で認証値とよく一致した。定量下限値は従来の放射化分析法と比べて大きく改善し、定量下限はAsで0.01ppm、Sbで0.005ppmであることが確認された。また、定量値のばらつきを求めるために繰り返し測定を行ったところ、ppmオーダーの測定に対して定量値のばらつきは10%以下のsub-ppm程度と十分に小さく、本手法は定量手法として精度が高いことが確認された。以上の結果から、本分析法により、鉄鋼中の微量As, Sbが化学分離を伴わずに高確度で定量できることが確認された。
長岡 鋭; 坂本 隆一; 森内 茂
JAERI-M 84-003, 30 Pages, 1984/02
スペクトル-線量変換演算子による線量評価のための純Ge半導体検出器用G(E)関数を決定した。検出器は、有効体積106cmの同軸形で、線量変換対象とする線エネルギー範囲は40KeVから3MeVである。今回決定したG(E)関数は、環境線測定用純Ge検出器のものであり、照射線量単位における評価精度は全体にわたって約5%であった。この線量評価法自体、極めて簡単かつ高精度の手法であるため、今後、環境線の線量評価に活用できる。